首相暗殺で閉ざされた和平への道
イギリス統治が終了し1948年にイスラエルが独立・建国するも、周辺諸国は反発。直後からイスラエルはアラブ諸国やエジプトとの戦争を繰り広げることに。その後パレスチナを追われたアラブ人が住むガザ地区やエリコなどでパレスチナ自治がスタートし、事態は平和的解決に向かうと思われた。
しかし1995年にイスラエルのイツハク・ラビン首相が和平反対派によって暗殺され、和平への道は閉ざされてしまう──。
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これまでの流れは第1部の内容とイスラエルの歴史をごく端的に紹介したにすぎない。領地をめぐる対立だけでなく宗教や世界情勢も絡んでおり、イスラエルでこれまでに起きたこと・いま起きていることの根本を理解するにはたくさんの時間を要するだろう。
まずは『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』に目を通して、改めてイスラエル・パレスチナを隔てる問題と向き合ってみてはいかがだろう。