過去のコンテクストを理解すれば、今が分かる。
今が分かれば、未来が分かる。どうすべきか分かる。
世界最大の課題を解決する時に、世界最大のイノベーションが生まれる。
世界最大の課題は生命体地球と人類の存続。
日本が「世界課題解決先進国」となる時が来る。
世界最大のイノベーションが日本を中心に生まれる時が来る。
世界最大の課題とは、全人類の生存に必要なエネルギー、
つまり、物質の不足。情報だけでは物質は作れない。
情報は、食べられず、飲めず、呼吸できず、その上で眠ることも、移動することもできない。
人は、物質なしに生きていくことはできない。
物質を作るときに、最重要なのは生産技術と技術者。英語もインターネットも、その補助でしかない。
日本にはまだ、世界一の生産技術が多くあり、技術者がいる。
しかし、日本の生産システムを、イノベーションの生態系にし、世界化するには、巨大な資金が必要だ。
世界一の年金基金。32年連続世界一の対外純資産。日本には巨大な「国民金融資産」がある。眠ったままだ。
日本の「国民金融資産」を動かし、日本からの「成長企業投資」に「国民金融資産」を導き、世界企業を次々と誕生させる。
企業と経済と国民資産の成長をもたらす。
「年金運用改革」と「21世紀型メインバンク」
それが必然となる。
まず、今の日本の「国民金融資産」と「金融システム」の惨状を認識し、その原因を過去に探ってみよう。