(河崎 環:コラムニスト)

岸田再改造内閣で「おっ」

 9月中旬、第2次岸田第2次改造内閣人事と自民党の役員人事が発表された。下世話目線であることへの自覚なら大いにあるが反省はあまりない当コラムとしては、文春砲をさんざん受けて人妻風俗の上顧客とまで私生活をバラされた「岸田政権の石原裕次郎」、岸田総理の最側近である木原誠二前官房副長官がどう配置されるのかが個人的に最大の関心事であった。

 が、副官房長官留任を固辞したという木原氏は、党政調会長特別補佐と幹事長代理を兼任という、政治記者たちが度肝を抜かれたほど異例の重用されっぷり。その異例さに木原氏の参謀としての異能が表れているように感じ、昭和のレトロフレーズ「英雄色を好む」を噛み締めた次第である。

 それはともかく、岸田再改造内閣では5人の女性閣僚が誕生した。さて、ここで読者諸氏にアンケート。ダイジョーブ、誰にも言わないであげるから、正直にお答えいただきたい。

「岸田再改造内閣の顔ぶれをざっと見て、こども政策・少子化担当相の加藤鮎子氏(44)の写真にふと目が止まり、こっそり名前を検索して『へー、宮崎謙介氏の元妻なんだー』なんて感心していた人は挙手」

 ほら、そっと手をあげているあなた、そこのアナタですよ、本日の議題「美人政治家に弱いおじさん」は!

加藤鮎子 内閣府特命担当大臣(こども政策、少子化対策、若者活躍、男女共同参画)(内閣府ホームページより)