1. 上半期のCPI(消費者物価指数)を前年比で押し下げた「ベース効果」は終わる
  2. 2022年10月から始まった「医療保険調整」は、今年11月に発表の10月CPIから逆に振れる
  3. 原油価格が再び高騰し始めた

 1点目の「ベース効果」とは、物価上昇率を前年同月比で示す場合、前年の数字が変化したことの影響が上昇率の数字に影響してしまうことです。現在の前年比計算の「ベース

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