本当にチーム強化のため贅沢税を払う覚悟はあるのか
前出の関係者はこうも続けている。
「モレノオーナーは仮にオオタニに対して6億ドルの超破格契約を用意できたとしても、ラグジュアリー・タックスの枠組みだけは是が非でも順守するつもりだろう。
聞いたところによれば、再びオーナー職を継続するに当たって『場合によってはラグジュアリー・タックスを支払う準備ができている』と述べたとされているが、まずブラフだ。一切の無駄な経費を払いたくないというのがモレノ主義。
しかも彼は去年3月に行われたMLB機構と選手会の労使交渉の中で話し合われていたラグジュアリー・タックスの引き上げに反対する30球団中4人の少数派MLBオーナーだったことが判明している。もしもオオタニを保有したままワールドシリーズ優勝を狙えるチーム作りをしたいのであれば限度額を引き上げた方が有利になるはずなのに、それをナゼか突っぱねていた。オオタニが望む強いチーム編成を進めるつもりは毛頭ないのかもしれない」
大谷の去就に関してはエンゼルスの今季ポストシーズン進出だけではなく、モレノオーナーの“本心”もキーポイントとなりそうだ。