6月10日(現地時間)のマリナーズ戦で18号2ランホームランを打ってチームメイトから祝福を受ける大谷翔平選手(写真:アフロ)

 打棒の勢いが止まらない。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は6月11日(現地時間)の本拠地シアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発出場し、5打数3安打をマーク。打率を2割8分7厘にまで引き上げて得点にも絡み、9-4と快勝したチームに大きく貢献した。

 この日で今季最長となる8試合連続安打となり、1試合3安打以上も今季7度目。6月に入ってから42打数16安打と月間打率3割8分1厘と絶好調モードだ。

投打ともに好調を維持

 前日10日の本拠地マリナーズ戦では、2試合連発となる18号2ランを放った。3点を追う3回二死一塁の第2打席。相手の先発右腕ブライアン・ウーが投じた135キロの内角スライダーは見逃せば外角低目へのボール球だったが、かち上げて打球速度103マイル(約165.8キロ)、飛距離400フィート(約121.9メートル)の豪快弾を右翼フェンス越えで叩き込んだ。

 10日時点で今季18号はヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレス外野手を抜いてア・リーグ単独2位。トップを走るニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手にも1本差に迫る勢いとなっている。現在はジャッジ、アルバレスともに負傷者リスト(IL)入りしており、本塁打王を争う上では大谷にとって優位な展開になっていると言えるだろう。

 さらに前々日9日の本拠地マリナーズ戦ではリアル二刀流として存在感を発揮した。打っては3回の第2打席で放った一時同点となる17号2ランを含む4打数3安打。三塁打が出ず2019年6月以来となる自身2度目のサイクル安打には届かなかったが、今季4度目の“サイクル王手”でチームを5連勝に導いた。

 一方、投手としては今季初の中6日のマウンドで5回を投げて97球、3安打3失点6四死球。6勝目こそ逃したもののア・リーグ2位となる今季102個目の三振をマークするなど計6三振を奪って「今季一番悪いんじゃないかというぐらいの出来だった」と自身が振り返るほどの投球内容でありながらも試合をつくり、それなりのインパクトを残した。