旧宮家の男系男子を養子として皇室に
この専門家の答えは答えになっていません。女性が皇室に入るのはよくて、男性が皇室に入るのはダメだという合理的な論拠があるのかと問われ、「上手く説明できない」として、実質的に答えられなかったのです。
おそらく、この質問に、まともに答えられる人などいないでしょう。特に、昨今、イギリス王室の権威を貶めているとの評もあるメーガン元妃の例を考えると、女性も王室に(日本の場合は皇室に)ダメージを与えることができます。
このように、「男性皇族と結婚する女性は皇族になれるのに、女性皇族と結婚する男性はなぜ皇族になれないのか」という問題が浮かび上がってきます。
これらの問題を一挙に解決する見込みのある方策が、「旧皇族の男系男子が養子として皇籍復帰する」という案です。
この案は一昨年末、有識者会議により、「女性皇族が結婚後も皇室に残る」という案とともに政府に提出されています。
現在、愛子さまが交流されていると報じられた賀陽家など、1947年にGHQの意向を受けて皇籍離脱した11宮家の方々を対象に、未婚の男系男子を養子として皇室に迎え入れるのです。
あくまで例ですが、賀陽家の御令息が常陸宮さまと養子縁組みして、皇族の身分を取得します。その後、愛子さまとこの男系男子がご結婚されれば、皇族同士の結婚となり、夫婦揃って皇族となります。