(川島 博之:ベトナム・ビングループ、Martial Research & Management 主席経済顧問)
昨年(2022年)10月の中国共産党第20回全国代表大会、そして今年3月の第14期全国人民代表大会を経て、習近平は党と政府の要職を側近で固めることに成功した。もはや習近平の決定に異論を挟むことができる人物は見当たらない。
そんな習近平は台湾統一に固執しており、台湾侵攻は習近平の胸三寸といった状況になっている。
出生率が低下する台湾、中国、日本
軍事侵攻されるかもしれない台湾では、少子化が進行している。図1に台湾、中国、日本におけるTFR(合計特殊出生率)の推移を示す。
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