誰もがストレス解消法を求めている

 前出のウェブメディアによる「2022年若者のストレス解消に関するリポート」によると、現時点で一番ストレスを感じているのは「90後(1990年代生まれ)」の若者だという。ストレスの原因については、「学業・仕事」「お金」「コロナがもたらす不確定性」が上位3位を占めた。

 中国の市場にあふれる“ストレス解消系”の消費を見ても、コロナがもたらす不確定性、将来への不安、速すぎる生活のリズムなどがプレッシャーとなり、みんなそのプレッシャーから解き放たれる方法を探していることが分かる。

 成都市の映画館の新サービスは登場した時は話題になったが、その後のニュースは見当たらない。上海で同様のサービスが展開されているとも聞かない。利用者が少なくて尻すぼみになってしまったのかもしれない。

 昨年12月には、中国でも映画「アバター」の続編「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」が公開され、各地の映画館は久々のヒットにうれしい悲鳴を上げた。本業が忙しくなれば、副業が消えていくのも仕方のないこと。ウィズコロナへの転換を受け、今年は映画業界も徐々に客足が戻ることが期待されている。

 筆者にとってもこの3年の間、「コロナがもたらす不確定性」によるストレスは大きかった。とりわけ昨年は、2カ月にわたる上海市のロックダウンもあり相当なストレスを感じた1年だった。今年こそは世界中がコロナのストレスから解放されますように、と願わずにはいられない。