「卑屈外交」と野党は批判

 韓国大統領府はこの“略式会談”直後、書面ブリーフィングで次のように明らかにした。

「両首脳は懸案を解決して両国関係を改善する必要性に共感し、このため外交当局間対話を加速化することを外交当局に指示すると同時に、引き続き協議していくことで合意した。首脳間でもコミュニケーションを続けていくことにした」

 この会合に対し、野党「共に民主党」は「一方的な求愛で太極旗(韓国の国旗)も設置できないまま辛うじて向かい合った卑屈な姿だ。最も重要な強制徴用など歴史問題に対する進展や話が全くなかった」と非難。

 これに対して与党「国民の力」は「文在寅政権が台無しにした韓日関係に正常化への糸口が開いたことに大きな意味がある」と反論するのがやっとだった。

 だが本当の「外交惨事」は、懸念された日韓首脳会談ではなく、米韓首脳会談の方で発生した。