また、「ヒョンデ・ラウンジ」と称する、ヒョンデのブランドの世界観を顧客に伝えるスペースも設置し、オンラインで購入可能なファッション、旅行用グッズ、ペット用品なども展示した。ヒョンデが日本再上陸して以来主張している「ヒョンデはモビリティだけではなく、ライフスタイルを提案する企業」であることを伝える空間となっている。

CXC横浜の2階、「ヒョンデ・ラウンジ」の様子(筆者撮影)

日本の顧客とのコミュニケーションを重視

 CXC横浜の開業にあたり、ヒョンデモビリティジャパンの幹部らが出席してテープカット式が行われた。

 代表取締役の李正旭(イ・ジョンウク)氏は「ようやく皆さまにご挨拶できて嬉しい。今年(2022年)2月(の日本再上陸に関する記者会見では)、一人ひとりの大切のお客様の声に対して真摯に向き合うこと、またプロダクトだけではなく、新たなモビリティライフを伝えると約束した。(ヒョンデが作り出す)新しい価値と創造的な価値に対して、CXC横浜は私たちの決意を示したかたちだ」と挨拶した。

ヒョンデモビリティジャパン関係者ら。3人の中央が李正旭社長(筆者撮影)

 こうした言葉の裏には、2009年に日本国内から撤退した際に、顧客、販売店、修理工場などからの要望に対してヒョンデが十分な対応ができていなかったという反省がある。そうした市場との対話を重視するため、ヒョンデが選択したのが完全なるオンライン販売なのだ。

 オンライン販売は顧客にとって利便性がある一方で、不安を抱くこともあるだろう。そうした不安を解消するために、2022年2月の日本再上陸の発表以降、ヒョンデが特に力を入れているのが、日本の顧客とのコミュニケーションである。