スーパーボウル経済効果は4億4700万ドル
米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王者を決める第56回スーパーボウルは2月13日、カリフォルニア州イングルウッドで行われた。
ナショナル・フットボール・カンファレンス(NFC)を制したロサンゼルス・ラムズがアメリカン・フットボール・カンファレンス(AFC)覇者のシンシナティ・ベンガルズを23:20で破り、22季ぶり2度目の頂点に立った。
今年のスーパーボウルはラムズの本拠地で行われた。
ハリウッド競馬場の跡地に2020年9月に建設された収容人数7万人のソーファイ・スタジアムだ。
2028年のロサンゼルス五輪の開会式が催されるメーン・スタジアムになる。
NBCの実況中継を見た米国市民は3600万世帯、ざっと1億1700万人。2021年(2900万世帯)を大きく上回った。
(https://www.cnbc.com/2022/02/08/super-bowl-predicted-to-have-the-hugest-audience-yet-predicthq.html)
「マイクロノミックス・エコノミック・リサーチ&コンサルティング」によれば、スーパーボウルによる経済効果は4億4700万ドル。ロサンゼルス市には1200万ドルから2200万ドルの税収が転がり込む。
いまだにオミクロン株が全米を徘徊する中で、スーパーボウルはパンデミックなど吹き飛ばす一大イベントとなった。
米国の「国技・アメフト」は健在なりと言いたいところだが、NFLは今、大きな社会問題を抱えている。