公園の脇に、刈り取った牧草を積んだトラックが停まっていました。三毛猫が現れて、キツい眼差しをこちらへ向けます。そのあとすぐに、彼女の後ろからバッタが飛び出しました。「あなたに、この虫はやらないからね!」とでも言うように、三毛猫はバッタを牧草の中に押し込み、さらにキリッとした表情をしました。

 突然猫が現れて、動きを止めました。すぐさま撮影したのがこの1枚。このあと飛ぶようにいなくなってしまいました。

 こちらの猫が「ついてきて」というのでいっしょに歩いて行くと、玄関に猫のオブジェが飾っている家に着きました。飼い主ご夫婦が、「お庭を自慢したかったのよ、きっと」と庭へ招いてくれました。

 日が暮れてきて、そろそろ宿に戻らないといけません。猫じゃらしで遊んでほしそうだったけど、ごめんね。「せっかく呼んだのに期待はずれだったな」というような表情で見送ってくれました。