1月25日現在、我が国全体で1日あたりの新型コロナウイルス感染者数は6万2613人を数え、最悪の記録を更新しました。
昨年(2021)12月31日時点で1日あたり506人と比較すれば、3週間強で実に123倍以上という、「爆発」としか表現しようのない感染拡大ですが、どうも報道数値に国民が慣れてきつつあるのを感じます。
例えば尾身茂会長が1月19日に発信してしまった「ステイホームなんて必要ない」発言(https://www.asahi.com/articles/ASQ1M52H5Q1MUTFK007.html)。
世間は混乱、「尾身クロン」などと揶揄する表現も物議をかもしました・・・。
見え隠れするのは「人流抑制」を「人数制限」にシフトしたいという政策事情でしょう。つまり「人流」=社会経済の回転は保持したいという行政の意図が見て取れます。
これに対し、有権者の意思を反映して各自治体首長は「ステイホーム」を発信、政策は矛盾を来し、現在混乱の真っ最中にあります。
社会経済の回転を維持したい方面からは
「数ばかり多く報道してるけど、どうせ弱毒なんでしょ」
「もうコロナはウンザリだ。マスクもアクリル板も放り出したい」
という「コロナ疲れ」「コロナ飽き」ムードを助長するようなメディア発信も散見します。
現在「2類感染症」に指定されているコロナを「5類に落とせば問題解決」式の「意見」も目にします。
しかし、以下で分子メカニズムを説明するように、科学を無視した暴論は極めて危ない。最初に明確に指摘しておきます。