オミクロン株は感染力は高いが重症化しにくい・・・と決めてかかるのは危険だ

 懸念されていた冬の「新型コロナウイルス感染症第6波」ですが、2021年末時点では、一通り抑え込みに成功して静穏な2022年のスタート、何よりのことと思います。

 しかしコロナの脅威は過ぎ去ったのでしょうか?

 残念ながら12月の新規感染者数をチェックしてみると、日本国内でも気がかりな推移を確認できます。

 11月下旬から12月初旬にかけての新規感染者数の増加率とは明らかに勢いの違う「ピークの立ち上がり」が12月中旬から見えています。

 これから1月上中旬にかけては例年「冬風邪のピーク」に当たりますから、この推移は自然な傾向でもある。

 ここでの問題は「最大値がどこまで跳ね上がるか?」になります。

 防疫の観点からはどこまで抑え込めるかですが、事態は決して予断を許していません。

 世界に目を向けると、オミクロン株の正体が見え始めており、非常にシリアスな現実が目に飛び込んできます。