ついに新型コロナウイルス感染症は2020年以来の流行が新局面を迎えてしまいました。
1月4日、それまで1日50万~60万人程度で推移していた新規感染者数は220万人を突破、従来と全く異なる統計挙動を示し始めています。
「オミクロン爆発」が起きたと判断するのが適切です。
前回稿(1月1日、「オミクロン株」には後遺症を警戒せよ、https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68281)には、多くの方から反響をいただきました。
元旦、2日とトップビュー、今年も幸先のよいスタートとなりましたが、その直後、世界が本格的にオミクロン株爆発に直面してしまいました。
日本に第6波は来るのか?
答えは残念ながら「もう来ている」となります。まずそこから確認してみましょう。
始まってしまった第6波
統計上、2022年1月4日に日本のオミクロン爆発は確認できます。
言うまでもなく、これはその日に感染が爆発的に増えたということではありません。三賀日までの年末年始、医療機関も社会も十分に感染拡大を検知できなかったのが、正月三賀日開けに明らかになったものです。
1月3日から4日にかけての「増加率」を問題にしても、疫学統計的に有為な数値は得られないでしょう。
そう断ったうえでですが、1月3日の553人から1月4日の1268人、そして5日の2683人と、明らかに1日で2倍以上の感染者数が出ています。
間違いなく「オミクロン爆発」は始まっている。注意する必要があります。