話題になっているDX(デジタル・トランスフォーメーション)ですが、 それを推進するためのリーダーであるCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)という役職が設けられるようになってきました。
デジタル化に対する危機意識が経営トップにも芽生え始めたということでしょう。
デジタル化の流れは止めることができないので、最重要課題として取り組むようになってきました。
米国では日本に先駆けて2015年くらいからCDOの役職を置いているのです。
現在CDO採用企業は日本では20%未満ですが、米国では60%にもなります。
米国ではデジタル技術を最大限に活用したディスラプターが数多く登場してきているので、その危機意識は日本の比ではありません。
スタートアップのみならず、 アマゾンやグーグルなど既存のデジタルプラットフォーマーも資金力を武器に、デジタル化されていない分野に進出して来ています。
既存企業は自分たちの市場が奪われるだけではなく、顧客がデジタル化したサービスを求めているということも大きく、早急にデジタル化に向けた取り組みを行なっているのです。
CDOは情報システム部門であるCIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)に近いイメージですが、 管理部門の傘下にある情報システム部とは違います。
情報システムは主に社内の業務システムを担当しているということもあり、 時間短縮や経費節減のための役割が大きいのです。