(山根 一眞:ノンフィクション作家)
【熱海市伊豆山地区の災害で被災した皆様にお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしています。】
しばしば目にしてきた「赤い地図」、「赤色立体地図」からは、通常の地形図やドローン映像ではわからない、災害対応にも役立つ情報が数多く読み取れる。画期的な「発明」の地図なのだ。
わかりやすい地形図として、これまでさまざまな種類の地図表現が考案されてきたが、「赤色立体地図」は平面画像にもかかわらず、まるで立体写真を見ているかのように地形がつかめる。
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この「赤色立体地図」は、地図の歴史上、画期的な発明と評価されてきたが、その「発明者」はアジア航測の千葉達朗さんだったのだ。