また、2003年に香港の集合住宅アモイガーデンで数百人がSARSに感染した際は、ふん口感染が原因で、バスルームから汚染源を含んだ暖かい空気が上昇し、複数の住戸に汚染が広がったとされた。

「エアロゾル感染」は、衛生環境が整った国ではあり得ないことかもしれない。

 だが、中国では、排泄の堆積物が流れ出た畑や汚水だまりから、菌を含んだ排泄物が風によって、砂塵と共に舞い上がって広がり、人間の口に入ることは十分考えられる。

 殺菌することによって、一時的には、感染拡大は止められ、感染は収まるかもしれないが、このような汚染源を作らないシステムが国内に広まらない限り、新型コロナウイルスのような感染が再び発生するであろう。

水道の水は薄茶色で泥が含まれる

 地方の五つ星のホテルの蛇口から出る水は、浴槽に溜めると薄茶色に濁る。コップに水を入れて放置すると、泥が沈殿することもよくある。

 米国、欧州では、水道から出る水は、飲めないかもしれないが透明である。マレーシアやタイの地方のホテルでも、水は透明に見えた。

 だが、私が泊まった中国のホテルで水が透明だったのは、北京の外資系ホテルだけだ。

 その他では、ひどいところで、コップの水に泥が含まれた茶色の水、だいたい薄茶色が普通だった。5つ星のホテルでこのレベルだから、地方の市民の水は、もっと悪いことが推測される。

 私は一度、一晩中嘔吐と下痢で苦しくて、次の日も起き上がることはできなかったことがある。

 それ以来、中国の水道水は飲まない、洗面もすべてミネラルウォーターを使うようにした。ポットで沸かすお湯も当然、水道水ではなくて、ミネラルウォーターにした。

 中国の大河は、濁ってはいるが、それほどひどいとは思わない。町を流れる河川は、ゴミが溢れている。

 川辺や流れている水も汚れてくさい。流れがない川は、絵の具で色をつけたのかと思われるようなものもあった。