病原菌含む排泄物が堆積・漏洩

 地方の空港から郡都まで移動するとき高速道路を走るが、途中にサービスエリアはほとんどない。トイレ休憩で寄るのは、中国石油などのガソリンスタンドだ。そのトイレが壮絶きわまるほど最悪だ。

 トイレには、入り口のドアがない。一つひとつの仕切りもない。大小便の区別もない。床にしゃがむ穴が2~4個開いているだけだ。

 向き合って用をたすと大事なものが見えてしまう。そのトイレは水洗ではなく、溜め込み方式だから、排泄物は堆積して、その量は驚くほど多い。

 これが溢れて隣の畑に流れ出ている。いろんな虫も繁殖している。

 もしそこにウイルスがいれば生き続け(新型コロナウイルスは排泄物の中で生き続けると報告されている)、そして、風で流れ散乱する。

中国のガソリンスタンドに併設されていたトイレ(筆者撮影)

 この町の住人が病気を発症しても不思議ではない。この処理ができない限り、ウイルスは生き続け、時に大暴れする。

 女性用も同じだ。このトイレを見た外国人は、どんな印象を抱くのか、中国政府高官は考えたことがあるのだろうか。国家の恥だと思う。

トイレの配置図(筆者作成)

 北京から派遣された中国人女性兵士は、使用するのをためらい、結局、目的地まで用を足さなかったと聞く。

 男性兵士も、こんな様子を日本人に見られて恥ずかしそうにしていた。

 AFP時事のニュース(2月8日)によれば、英国大学のウィリアム・キービル教授は次のように述べている。

「新型コロナウイルスは、尿にも排出されるSARSのウイルスと同様、非定型の腹部症状のある患者の排せつ物で発見されており、このことは、排せつ物を介した経口感染(ふん口感染)を示唆している」