「資本主義の弊害、格差社会が米国でも現実のものとなってきたことと無関係ではない。アメリカ式資本主義に変わる選択肢をソーシャリズムに求めてきたからだ」

「特に若者の間にはソーシャリズムにネガティブなイメージはない。社会革命を目指すサンダース氏に共鳴するのもそのためだ」

 だとすれば「社会主義者大統領」を産み落とす環境はすでに整備されているのか。

 ギャラップ社が今年1月16日から29日にかけて1033人の成人を対象に行った調査が2月11日に公表された。

「社会主義者大統領」を受け入れる米有権者は45%。5年前(47%)より2%減っている。

「社会主義者大統領候補」には投票しないと答えた人は53%だ。半数を超える有権者が「社会主義者大統領」には反対している構図が浮き彫りになっているのだ。

 党派別に見ると、民主党支持者の76%は「社会主義者大統領候補」に投票すると答えているのに対し、共和党支持者ではたったの17%だ。

 この世論調査では98%が黒人大統領候補でも支持すると答えている。カトリック教徒でも95%、ラティーノでも94%、ユダヤ系でもが93%、女性候補でもが93%と答えている。

 イスラム教徒の大統領候補でも支持すると答えた人は66%、無神論者でもが60%。それよりも「社会主義者大統領」、つまりサンダース氏に投票する米国民は7%も低いのだ。

https://www.washingtonexaminer.com/news/majority-of-voters-would-not-back-a-socialist-for-president-poll

 こう見てくると、ブディジェッジ氏もサンダース氏もたとえ民主党大統領候補に指名されても11月の大統領選挙でトランプ氏に勝つのはそう簡単でないことが垣間見えてくる。

 世論調査の結果や実際の予備選の結果だけでは分からないElectability(候補者が当選できる可能性)が浮き彫りになってくる。

 民主党が本選挙に勝つためにはどうすべきか。

「いつまでもサンダース熱に浮かれている時間はない。左も中道もダメだ、ということになれば、勝つ道は一つ、穏健常識派のブルームバーグ氏を指名する以外に手はないのではないのか」

 CNNが流すニューハンプシャー州予備選の開票結果を一緒に見ていた民主党カリフォルニア州支部の幹部の一人は言い切った。