ブルームバーグ通信社と決別宣言

 億万長者の「メディア王」が大統領選に出ることに反対する声はないのだろうか。

 しかもトランプ氏を超える選挙資金を使ってメディアやオンラインを独占して選挙キャンペーンを展開する「金権体質」を他のメディアは批判しないのだろうか。

 同氏は立候補に際してブルームバーグ通信社をはじめ傘下のメディアとの「決別宣言」をしている。

 ブルームバーグ通信社最高幹部や編集幹部も大統領選報道に際してはブルームバーグ氏を支持したり、有利な報道をしないことを公約。

 他のメディアが同氏に関する醜聞や汚職について報道するような場合は、客観的報道に徹することも公言している。

 現に同氏が市長当時、ニューヨーク市警が黒人やラティーノに対して行っていた「ストップ・アンド・フリスク」(通行人を呼び止めて所持品を一方的に検査する)を支持(立候補の際にこれについて謝罪した)ことが再び表面化している点についてもブルームバーグ通信は詳細に報道している。

 ブルームバーグ氏はこの「ストップ・アンド・フリスク」問題などから黒人やラティーノから拒否される可能性もある。

 しかし、黒人ジャーナリストのクリスティナ・グリール氏は、黒人の政治活動家の間ではトランプ大統領に勝つにはブルームバーグ氏が最適な民主党候補だとの認識が静かに浸透していると報じている。

 ブルームバーグ氏は市長時代、大都市の犯罪政策をめぐって他都市の黒人市長たちと意見交換し、解決策を協議してきた「実績」を踏まえてすでにサクラメント(カリフォルニア州)のマイク・タブス市長らの支持を取りつけているともいう。

https://www.thedailybeast.com/are-black-voters-quietly-turning-to-mike-bloomberg