子どもも生後6か月から保育園に預けていますし、早くもiPadを操作できるようになって、YouTubeを観て笑っています。 「子どもたちがかわいそう?」 それ
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実は、私も同じような子育てをしている。「こうすべき」という社会通念があっても、自分たちがこうしたほうが良いと思う直感があればそっちに従う。答えを固定させない。そういうところが似ているのだと思った。だが、その思い切りの度合いは、段違い平行棒だ。
平凡なサラリーマンを続けている私に対して、著者は常識破りの方法で佰食屋をきりもりしている。売上を増やすためにブラック化している飲食業界にあって、究極のホワイト経営を続けているのだ。常識にとらわれない精神が生んだ経営は、どんな形なのだろうか。
・ランチのみの国産牛ステーキ丼専門店
・どれだけ売れても、1日100食限定
・インセンティブは、早く売り切れば早く帰れる
・営業わずか3時間半、11時から14時半
・飲食店でも、残業ゼロ
・なのに従業員の給料は、百貨店並み ~本書より
未来を形づくる「材料」なのだ
売上に上限を設けることで、従業員の幸せを守る形だ。物足りなさを感じる人もいるだろう。だから、優等生タイプは採用しないそうだ。その結果、様々な個性をもった多様性あふれる集団が生まれた。本書には、この経営方法のメリットが5つ紹介されている。
メリット1.「早く帰れる」退勤時間は夕方17時台
メリット2.「フードロスほぼゼロ化」で経費削減
メリット3.「経営が究極に簡単になる」カギは圧倒的な商品力
メリット4.「どんな人も即戦力になる」やる気に溢れている人なんていらない
メリット5.「売上至上主義からの解放」よりやさしい働き方へ ~本書第2章より