考え方を逆にしろ!
基本的なものの考え方は、非常に簡単です。ただ、実技はいろいろです。
進んだ指導をご希望される方は、どうぞマネジメントにお問合せ下さい。高度な内容は有償での指導も行うようにしています。ここでは万人に役立つ入り口のみ、ご紹介したいと思います。
例えば皆さんは、スマートフォンやコンピューター、電卓などを操作するとき「キーに触れる」わけですが、これを「ボタンを押す」ように考えておられないでしょうか?
それだと、永遠にだめなんですね。
実際に重要なのは「キーを感じる」ことにほかなりません。科学の言葉を使うなら「センソリ―=モーターのシステム」としてニューラルなシステムと身体を駆動することにポイントがあります。
タイプライターで開発された「QWERTY配列」のキーボードで考えてみましょう。
タイプライターは、物理的に距離のあるバーを押し込む必要がありましたから、実際に指でキーを「押す」という、運動の側面が強調されがちな気がします。
しかし、もし、闇雲にパワーばかり発揮して、正確性の低いキータッチに終始したら、どうなるでしょう?
タイプライターはすぐに壊れてしまうことでしょう。タッチタイプを「運動」ジムナスティックスとして考えることを、すべてやめましょう。問題は「感覚」にあります。
自分が何か「する」という能動=アウトプットの部分を現行の100分の1にして、逆に、自分がそこから何かを感知するという受動=インプットの部分に、注意のすべてを集中するのです。