手のひらサイズの東京大学ガチャ(写真:筆者提供、以下同)
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(尾松 洋明:ガチャガチャ評論家)

 2027年に創立150周年を迎える東京大学。その記念すべき節目を祝って生まれたのが、タカラトミーアーツが手がけた「東京大学-ガチャコレクション-」(10月下旬発売)でした。

 ラインナップは全5種(4種+シークレット)。重要文化財である「赤門」、学生運動の舞台ともなった「安田講堂」、上野英三郎博士とその愛犬「ハチ」の銅像、東大運動会のマスコットキャラクター「イチ公」、そしてシークレット枠として未来への門を象徴する「開いた赤門」がカプセルの中に入っています。

重要文化財になっている「赤門」
学生運動の舞台ともなった「安田講堂」
上野英三郎博士とその愛犬「ハチ」の銅像
東大運動会のマスコットキャラクター「イチ公」

 価格は1回400円。サイズは約4.9〜8cmと手のひらサイズですが、その造形には驚くほどのこだわりが詰め込まれています。

 この企画を担当されたのは、タカラトミーアーツの森田和奏さん。ガチャの開発に携わって9年目。これまで「大陸ガメ -タイリクガメ-」「ふんばり~ぬ」など、フィギュアなどの造形物に独創的なアイデアで話題を呼んできた森田さんにとっても、今回の取り組みは特別な挑戦だったそうです。