「本当に流せる!スーパーギミック!トイレマスコット」「本当に流せる!スーパーギミック!トイレマスコット」(写真提供:尾松洋明、以下同)

 ガチャガチャの商品にはフィギュア、ミニチュア、ぬいぐるみ、ギミック(仕掛け)のジャンルが存在する。そのうち、ユニークなギミックを持つアイテムを数多く生み出し、独自の存在感を示しているのがトイズスピリッツ。その中心にいるのが代表の西村圭太氏だ。

 今回は、過去最も苦労したギミックや会社のアイデンティティ、特許を取得する意義、そして昨年12月、今年1月と連続して発売した「東映特撮シリーズ!テレビ放映マスコットVOL.1」「VOL.2」のこだわりについて語ってもらった。(尾松 洋明:ガチャガチャ評論家)

 今期で7年目を迎えるトイズスピリッツは、ユニークなギミックを数多く生み出してきた。特に最近では、「本当に録音再生!レトロminiポータブルプレイヤーマスコット」や「本当に録音再生!レトロminiCDプレイヤーマスコット」など、実際に録音や再生ができるギミックを持つ商品が話題を呼んでいる。

 これらの商品は単なるミニチュアではなく、機能そのものを再現することで、手のひらサイズ制限のカプセルに「驚きと感動」を詰め込むというトイズスピリッツのこだわりを象徴するものだ。

 西村氏はギミックについて「カプセルというサイズ制限があるなかで、外見の美しさを保ちながらギミックをどうやって入れ込むか。これが一番難しく、バランスを取ることが一番大事」と語る。また、同社が手がけてきた数々のギミックの中で、最も苦労したのは「本当に流せる!スーパーギミック!トイレマスコット」だったと即答した。