百度、AIスピーカー「小度」を発売

李克強首相(右から2人目)と対話する百度のAIスピーカー「小度」(2015年10月19日撮影、資料写真)。(c)CNS/劉震〔AFPBB News

 前回、我が研究室としては「昔取った杵柄」のリニューアルであるスーパーラーニング、速読やブラインド・タッチの話題を取り上げました。

 ページビューは稼げないかな・・・とも思ったのですが、幸い思ったよりははるかに多くの方に興味を持っていただけたようです。

 そこで、前回はビジネスやリポート書きなどの生産性の面を強調しましたが、今年からこれに再び着手するようになった直接の背景、すなわち

 「健康寿命延伸科学」の新しい観点から、いくつか補足してみたいと思います。

 端的に言うと、ボケない・・・少なくとも、特段の理由がないかぎりは、ボケにくいという明確な背景を平易にご説明できればと思っています。

ほったらかしの「健康科学」

 この話をすると、かなり多くの方がびっくりされるのですが、実は「健康」の科学的な研究は全世界的にほとんどなされていません。

 「うそだろう?」と言われるのですが、ちょっと考えてみてください。

 人間の命を最も脅かすのは「死に至る病」です。そして医療現場では、癌、脳卒中、心臓病など「重病」への対処が重視されてきました。

 これに対して、あまり命に関わらない疾病、例えば水虫や魚の目とかを治すことが喫緊の課題とは多くの人が考えないのではないでしょうか。

 「病気でない」という<生理>的な水準というのは、「退院できる」という健康のライン、いわば最底辺の健康状態を回復したら「ひとまずは、それでよし」となるわけです。