正確な統計はないけれど、韓国で一番の人気グルメドラマは、日本の「深夜食堂」と「孤独なグルメ」だと言える。
「深夜食堂」は同名の日本の漫画を原作にしており、最初のドラマ化は2009年だ。
漫画「深夜食堂」は、韓国の翻訳本だけでも43万部が売れており、ドラマも正式に韓国で放送される前から非合法的な方法で見た人たちの口コミによって静かなブームを引き起こした。
ソウルの街のあちこちに「深夜食堂」の看板
「深夜食堂」が韓国でどれだけ人気があるかは、ソウルの街で「深夜食堂」という看板の食堂をとにかくよく目にすることからだけでも分かる。
それだけでなく、テレビのバラエティ番組でも「深夜食堂」のコンセプトでゲストをもてなす番組があったほどだ。
ドラマ「深夜食堂」のコンセプトは、店を訪れる人たちのオーダーによってマスターが料理をするというもの。
その店は、繁華街の路地裏で深夜0時から朝の7時頃まで営業する「めしや」という店で、店のメニューは決まっておらず、客が食べたいをものをできるだけ作ってあげる。
「深夜食堂」が韓国でヒットしたポイントは、もちろんほのぼのとしたエピソードもあるけれど、何と言っても通常の店では味わえない日本の家庭料理の作り方を見ることができることだった。