スパルタ方式の教育だったり、自由度が高かったり、研究レベルが高かったり・・・、とにかく多種多様です。
例えば、リベラルアーツ(一般教養)と言われる教育に重点を置いた少人数の学校は、多面的な国際力をつけるという点で魅力ある存在です。
ヒラリー・クリントン前国務長官もリベラルアーツ出身です。教授や学生同士で密度の高い時間を過ごせるので、国際力をつけるには向いています。
現在、留学中の学生たちが自分たちの経験をブログで配信してくれているので、見て参考にするのもよいでしょう。夏休み中にキャラバンで全国を回っているチームもあります。
次に、英語と学力の向上です。
日本の受験勉強とは少し異なります。TOEFLやSATと言われるテストの勉強も必要ですが、これは最低条件です。それ以上に、エッセイで自分がどのような魅力ある人間であるかを伝えること、良い推薦状を得ること、また日本の学校の成績も重要な要素です。
米国の大学の入学基準は透明ではなく客観的でもありません。テストの成績など数値で上から順番に入学させるわけではありません。
それぞれの生徒が大学にふさわしいか、良いメンバーになってくれるか、人材に偏りがなく多様性が保たれているかなど、例えて言うなら、仲間集めをしているような感じです。こうした事情も、準備を進めるために早めに把握しておきたいところです。