今回は久しぶりに中国や韓国、STAP細胞問題を離れて米国の記事が1位になった(「最もまずいハンバーガー」の烙印を押されたマック)。牛丼と並んでデフレ下の日本人の胃袋を満たしてくれてきたマクドナルドだが、米国では最もおいしくないという評価をコンシューマーリポートが下したというのだ。
世界から笑い者になっている日本の政治家
あの価格なのだから、「そんなにまずくはないじゃないか」というのが多くの日本人の素直な感想ではないかと思う。
しかし、一時の成長が見られなくなったのは、やはりこの記事が指摘するように企業を永続させることの難しさなのかもしれない。
2位に入ったのは兵庫県議会で発覚し世界から失笑を浴びたあの事件。
政治三流と長らく言われてきたが、近年、凋落ぶりは著しいようだ。
政党交付金を支給するようになって、いわゆる普通の庶民が政治家になれる可能性が高くなった半面、政治より自らの生活を優先する政治家が増えたこともその大きな原因だろう。
そういう政治家が増えれば、自らを律することも難しくなり、政治がますます退廃へ向かってしまう。
政党交付金をやめられないのだとしたら、難しくてもこうした詐欺まがいの行為に対しては厳罰を加えるような法整備が必要だろう。
一方で私たちも選挙に対して安易に考えるのはそろそろやめるべきだ。放っておけば、日本の政治はますますおかしくなるということを肝に銘じたい。
似たような観点からの記事が15位(女性都議に飛ばされた野次が考えさせた問題点)である。
この記事は日本の憲法に問題の根を求めているが、子供を生んでくれる女性は国家の宝という認識を持つべきだろう。
くだらない野次を飛ばした男性議員たちは男としても最低の輩である。こういう人たちが公費を使って政治を行っていることが恥ずかしい。
さて、STAP細胞の事件では、早稲田大学が理化学研究所の小保方晴子氏に対して、博士論文には複数の不正が見つかったものの博士号はく奪はできないとの見解を示した。博士号を与えた教授たちに責任が及ぶのを防ぎたいという一心がみえみえである。もしそうだとすれば、一流大学の看板は近いうちに剥ぎ取られることになるだろう。
この点については、週明けに東京大学の伊東乾さんが、貴重な記事を書かれているのでご期待いただきたい。