まもなく東日本大震災から3年を迎える。今週の1位は被災地で治療に当たっている内科医の越智小枝さんによる「知らず知らず第2次大戦と同じ過ちを犯しつつある日本」だった。日々のランキングでは上位にあったものの、1位の日はなかったことから、長い間コンスタントに読まれた記事だった。
第2次世界大戦を二度と起こすはずがない、は本当か
記事の示唆する内容はとても重い。
被災地では一部の英雄的活動をした人たちを評価する半面、そうした人たちとは別の行動を取った人に批判的な雰囲気が支配しているという。
こうした考え方に、日本を第2次世界大戦へと向かわせた危うさを筆者は感じる。
まさかあの間違いを繰り返すはずがない。私たち日本人は戦後の繁栄の中で誰しもがそう思っている。
しかし、実は扇動に乗りやすい国民性が変わっていないとすれば・・・。
東日本大震災が私たちに教えてくれている教訓を今一度かみ締めてみる必要がある。
メディアを鵜呑みにすることなく、厳しい目でメディアの報道をチェックすることも大切だろう。
それ以外の記事では、韓国関連の記事が読まれている。3位は「朴槿恵大統領、就任1年演説で打ち出した「474政策」」だった。
4位「「キム・ヨナ本当は金メダル」と流した公営放送」と5位「韓国の巨大インターネット企業:ネイバーの野望」も韓国についての記事だった。
それぞれテーマは異なるが、やはりお隣の国の情報には強い関心があるようである。
それ以外では、米国、中国、ウクライナと、海外の情報が非常によく読まれているのが分かる。海外の情報に重点を置いているJBpressとしては、読者の関心が高く非常にうれしい結果となっている。