アフガニスタン、イラクでの教訓
2001年9月11日の同時多発テロへの対応として、10月にアメリカのブッシュ政権はアフガニスタンを攻撃し、タリバン政権を倒した。そして成立させた政権は、タリバンと内戦を繰り返した。その間、米軍が駐留し政府を支援した。しかし、そのアフガン政府は統治に失敗した。
その結果、2021年8月、米軍はアフガニスタンから撤退した。そして、その後、タリバンが政権を握り、女性を蔑視し、教育も与えないような圧政を続けている。
2003年3月、アメリカやイギリスは、イラクが大量破壊兵器を保持しているとして攻撃した。英米軍は4月にはバグダッドに入り、占領した。サダム・フセインは12月には捕捉された。
当時国会議員だった私は、日本の自衛隊を派遣する準備のため、現地を訪ねて、現状を把握した。危険な視察であったが、後年になって大量破壊兵器があったというのは噓であったことが明らかになった。日本政府も私も、その虚偽情報に騙されたのである。
今のイラクは治安も回復し、民主化への道を歩んでいるが、豊かな国への成長は遅々としている。
両国とも、米軍の攻撃が、素晴らしい民主主義国を生んだとは言えない状況である。
軍事攻撃によって、アメリカは、イランを繁栄する民主主義国に生まれ変わらせることができるのであろうか。




