LNGの中東依存度は6%、夏の電気料金に直撃も
——原油以外にLNGが柱としてあるということですね。
細川:LNGについては、中東依存度は10%程度しかありません。オーストラリア、マレーシア、アメリカ、そしてロシア・サハリンから調達しています。ホルムズ海峡への依存度に至っては6%くらいしかありません。原油は中東依存度が高いですが、現在の日本にはかつてと違ってLNGという柱ができたこと、備蓄があるということを頭に入れておく必要はあると思います。

——一方で、原油価格の上昇は経済への影響が懸念されます。
細川:おっしゃる通り、価格は別の話です。ウクライナ侵攻が始まった2022年2月を振り返ると、原油価格が上がり、数週間後にガソリンが上がり、その後、食料品・物流コスト・外食と値上がりが波及しました。原油価格が1バレル1ドル上がると、ガソリン価格はリットルあたり大体1円程度上がるイメージです。
さらに、LNG価格は原油価格の上昇と連動しますので、そうすると3〜4カ月後には電力料金も上がるでしょう。今の状況が続けば、この夏に電気料金が上がる可能性は極めて高いと思っていた方がいいと思います。