かつて世界をリードしたロシアの宇宙産業は歴史的な低水準
「かつて世界をリードしたロシアの宇宙産業は歴史的な低水準に落ち込んでいる。ロシアの宇宙計画を統括する国営企業ロスコスモスが昨年実施した軌道打ち上げはわずか17回。スペースXが主導する米国の193回、中国の92回という実績を大きく下回る」(CSIS報告書)
経済と防衛産業基盤の悪化を防ぐためロシアは中国依存度を高める。両国の貿易額は22年の1900億ドルから24年には2500億ドル近くに拡大するとみられている。ロシアは対中の石油・天然ガス輸出に依存しており現在、対中輸出の75%以上がエネルギー関連だ。
防衛分野で中国はロシアが戦争を遂行するのに必要なコンピューターチップ、工作機械、レーダー、センサーなど高優先度品目の輸出を大幅に増加させている。「ロシアは軍事・経済・科学技術の指標のほぼすべての分野において大国としての水準に達していない」(CSIS報告書)
「プーチンはより大きな痛みがなければ、交渉を長引かせ、戦闘を続けるだろう。たとえそれがロシアとウクライナに数百万人の犠牲をもたらすことになっても」とCSIS報告書はドナルド・トランプ米大統領が主導する和平交渉に疑念を唱えている。