羽生結弦さん、高橋成美さんを指導したレジェンドの言葉

 日本のフィギュアスケート界のレジェンドともいえる都築章一郎コーチもこう語っている。

〈フィギュアスケートは基礎が大事なんです。そこがしっかりしていないと、絶対に上手くなりません〉(『羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程』宇都宮直子著)

 羽生結弦さんの才能を見いだして育てたほか、佐野稔さん、ミラノ・コルティナ五輪の熱い解説が評判を呼んだ高橋成美さんなど数多くの選手を指導してきた都築コーチもまた、スケーティングを徹底的に叩き込む指導者だった。

 こうした伝統の上に、日本には、スケーティング技術を高く評価される選手が続々と育ってきた。ミラノ五輪はそれを世界に示す大会であったように感じる。

 もちろんスケーティング技術が高い選手は他国にもいて、その筆頭として、男子ではパトリック・チャンさん(ソチ五輪・銀)、女子ではカロリーナ・コストナーさん(ソチ五輪・銅)を挙げたい。コストナーさんは現在、鍵山選手のコーチを務め、その高い技術と表現力を、鍵山選手に伝えている。

 ちなみにイタリア人のコストナーさんは、上位選手が出場するエキシビション(日本時間2月22日3時~)で演技すると発表した。極上の滑りを堪能したい。