機会とは犯罪を実行することを可能にする特定の状況だ。ナワリヌイ氏が収容されていた刑務所の独房にアクセスする機会のことを意味する。
妻ユリアさん「北極圏の懲罰房に偶然入り込むなんてあり得ない」
ナワリヌイ氏の妻ユリア・ナワルナヤさんはX(旧ツイッター)に「欧州5カ国の科学者が、夫アレクセイがエピバチジンで毒殺されたことを立証した。エピバチジンは神経毒性があり、地球上で最も致死性の高い毒の一つだ」と投稿した。
「自然界ではこの毒はエクアドル産ヤドクガエルの皮膚に存在し、麻痺、呼吸停止、苦痛を伴う死を引き起こす。私は最初の日から夫が毒殺されたと確信していたが、今や証拠がある。ロシアの大統領ウラジーミル・プーチンがアレクセイを化学兵器で殺害したのだ」(ユリアさん)
「2年にわたる綿密な調査と真実の解明に尽力してくれた欧州諸国に感謝する。プーチンは殺人者だ。彼はすべての罪の責任を負わなければならない」。ユリアさんはユーチューブへの投稿では「アレクセイの体内から致死性の毒素が検出された」ことを明らかにした。
2月5日、若手科学者に国家賞を授与したプーチン大統領(写真:Sergei Karpukhin/TASS via ZUMA Press/共同通信イメージズ)
「ロシア政府だけが獄中のアレクセイに対してこの毒素を使用する手段・動機・機会を持っていた。ロシアには実験室環境でこの毒物を再現する施設がある。近所の店で買ったり自宅の台所で調理したりできるものではない。北極圏の懲罰房に偶然入り込むなんてあり得ない」