つまり「サナ活」や高市氏の礼儀作法をめぐる投稿が激増したのは、クラウドワークスが雇ったバイトが広めているという疑惑があるというわけです。
クラウドワークスでは、一本1500円から7000円という報酬で「反中動画」の作成が依頼されており、これが世論操作をはかる工作ではないかとも疑われていました。
この疑惑を受けて、クラウドワークスは政治、選挙関連の動画依頼を禁止する方向に転換したと発表していますが、25年12月現在でも、世論操作につながる依頼が続いているという報告もあります。
上記のSNSは、内容ではなく、実際に投稿している人間の水増しや世論操作、印象操作が問題になっているわけですが、内容そのものに、フェイクニュースとみられるものが激増しているのも今回の選挙の特徴です。
日本ファクトチェックセンターによるレポートをみると、候補者個人のものから、作成者不明のものまで、多数のフェイクニュースが報告されています。
「早苗ちゃんの演説見たか」の動画はAI
たとえば、高市首相支持を訴える高齢女性の動画です。
1月28日「早苗ちゃんの演説見たか。わしは胸が熱くなったわ」と街頭で高齢女性が高市首相を称賛する様子を映したような動画がXで拡散されました。投稿は4000回以上リポストされ、表示は78.9万人を超えています。
反応として「訴えが心に響きます」と真に受けた反応も多いため、日本ファクトチェックセンターがチェックしたところ、元動画が確認できました。そのチャンネルの説明には、「B級のAI動画を出してるチャンネルやで。肩の力抜いて、のんびり楽しんでってな。ここに出てくる動画はな、みんなAIの道具を使うて作っとるんよ」と書いてあったのです。