副業で日雇い労働者になる50代男性

 50代男性が取り組んできた副業をカテゴリーに分けると、それぞれの割合は以下のようになる。

 最も割合が高い副業は、倉庫内作業や試験監督などの「軽作業・配達・サービス業」である。ここから見えるのは日本の中高年男性が、副業において起業家ではなく、日雇いになっている現実だ。

 ここで言う日雇いとは、雇用形態の問題ではない。市場価値を試された結果、自分のキャリアを生かしたコンサル・専門職などではなく、時間と体を切り売りする立場に置かれることを指している。

 次に多いのは動画制作やクラウドソーシングなどを通じた「コンテンツ・ネット系」。これらは「自宅でできる」「スキルを磨きたい」という欲求のあらわれだが、多くの中高年男性は「思ったより稼げない」「成果が出にくい」と回答していた。

 自身のキャリアや知識を生かして「コンサル・専門職」に取り組む人も一部いるが、こうした副業ができるのは、仕事を依頼してくれる人脈を持つケースである。

 また50代以上の中高年男性に取材していると、しきりに「下の世代はどんな副業をしているのか?」と聞かれる。中高年からすると「若い人はSNSやYouTubeで、もっと楽に稼いでいるのではないか」と考えているようだ。

 では40代男性の副業はどのようになっているのか。