無力感を漂わせるゼレンスキー氏の警句
ゼレンスキー氏はロシアが同様の措置を取ることを条件に東部地域に経済特区を設置するため部隊を最大40キロメートル撤退させる考えを示した。米国はウクライナの安全保障を保証する代わりに非武装かつ自由な経済特区を東部地域に設置することを提案している。
ゼレンスキー氏は1月22日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)の演説で「今日、米国は平和委員会を立ち上げた。ウクライナも招待された。ロシア、ベラルーシも招待されたが、戦争はまだ終わっていない。停戦さえされていない」と無力感を漂わせた。
「本日トランプ大統領と会談した。私たちのチームはほぼ毎日作業を進め、戦争を終結させるための文書はほぼ完成している。私たちに対するロシアの戦争を止めるため準備を整えなければならない。十分な圧力をかけ、ウクライナ支援を強めなければならない」と改めて求めた。
1月22日、ダボス会議の会場で会談したトランプ大統領とゼレンスキー大統領(提供:Ukrainian Presidential Press Service/ロイター/アフロ)
UAEでの三者会談からウクライナ最大の支援者である欧州は外された。ゼレンスキー氏は「欧州は自衛の方法を知らない」という昨年の教訓が放置されていると指摘し「欧州は歴史や地理に留まらず、行動を伴う政治的パワーになるべきだ」と辛辣に迫った。