「海道一の弓取り」と呼ばれた今川義元の強さ
次回の放送は「桶狭間!」で、タイトル通りに桶狭間の戦いが描かれる。
今回の放送では、進軍中にもかかわらず、蹴鞠に興じる大鶴義丹演じる今川義元の姿があった。朝廷や公家文化と深いつながりを持つ義元。軟弱なリーダーとして描かれがちだが、実際には駿河・遠江・三河を領する「海道一の弓取り」と呼ばれた猛者だった。
ドラマでは、「蹴鞠などしている場合では……」と戸惑いを見せる家臣に、義元が「早すぎてはいかん。急に襲われた者は見境なく牙をむくものじゃ。それよりもじっくりと力の差を見せつけ、気力を奪うのじゃ。さすれば、勝負はついたも同然。そのための時を与えるのだ」と説明している。
手ごわそうな今川。立ち向かう信長の姿は、どのように描かれるのだろうか。
【参考文献】
『今川氏滅亡』(大石泰史、角川選書)
『今川氏研究の最前線』(日本史史料研究会監修・大石泰史編、洋泉社)
『名将言行録 現代語訳』(岡谷繁実著、北小路健・中澤惠子訳、講談社学術文庫)
『現代語訳 三河物語』(大久保彦左衛門、小林賢章訳、ちくま学芸文庫)
『多聞院日記索引』(杉山博編、角川書店)
『史料大成多聞院日記〈全5巻〉』(竹内理三編、臨川書店)
『現代語訳 信長公記』(太田牛一著、中川太古訳、新人物文庫)
『図説 豊臣秀長 秀吉政権を支えた天下の柱石』(河内将芳著、戎光祥出版)
『豊臣秀長 シリーズ・織豊大名の研究』(柴裕之編、戎光祥出版)
『豊臣秀長のすべて』(新人物往来社編、新人物往来社)
『戦国最高のNo.2 豊臣秀長の人生と絆』(真山知幸著、日本能率協会マネジメントセンター)