日本で一番西と南に駅がある路線

日本で一番西にある那覇空港駅

 普通鉄道ではないものの鉄道というジャンルでは日本で一番西と南にある駅があるのも沖縄県ならではだ。

 また、きっぷが磁気ではなくQRコードを使っているというのも、全国的にも珍しい。車両は開業当初は2両編成だったが、2027年度までには9編成が約1.5倍の定員となる3両編成にする計画があり、混雑緩和も図られている。

赤嶺駅前には日本一南を記すモニュメントがある

 とはいうものの、経営状態は債務超過の状態が続いている。ただ2024年度には総乗客数が開業後初の2000万人を超えて過去最多となり、運賃引き上げも伴って最終損益は2億2200万円と5年ぶりの黒字となった。同社では2025年度以降も黒字の確保を継続し、2029年度には9億5500万円ある債務超過も解消する予定を立てている。2028~2033年度には信号設備の更新をおこなうほか、2029~2030年度には駅舎の増改築工事を実施する方針だ。路線を延伸する構想もあり、県が調査や検討をおこなっている。

 そのほか那覇市内ではLRTや、那覇と名護を結ぶ普通鉄道の計画も挙がっている。今後は以前のように、沖縄県でも公共交通機関として鉄道が当たり前の時代が来るのかもしれない。

 まだまだ寒い日が続いているが、那覇市は2月でも平均気温が20℃ほど。この冬、心地よく乗り鉄や撮り鉄を楽しみたいなら、海を越えて沖縄へ行ってみよう!

(編集協力:春燈社 小西眞由美)