選手の気持ちは?
では、選手の気持ちはどうだろうか。青学大は記者発表会の翌日に壮行会を行い、選手たちは希望区間を口にしている。
“主役”の黒田朝日(4年)は「最後の箱根駅伝はこの4年間のすべてを出し切り、勝って終わりたいと思います。希望区間は2区です」とコメントした。
そうなると誰が山に向かうのか。
5区を希望区間に挙げていたのは、塩出翔太(4年)、鳥井健太(3年)、小河原陽琉(2年)、上野山拳士朗(1年)だ。ただし塩出は4区と8区(2年連続で区間賞を獲得中)も希望区間に挙げており、5区に入る可能性は低いと見ていいだろう。また飯田翔大(2年)、折田壮太(2年)、松田祐真(1年)は授業の関係で壮行会は欠席しており、松田も5区の候補かもしれない。
「区間エントリー」は12月29日。当日変更で最大4人(2日間で最大6人)まで補員の選手と交代できるが、絶対エースの区間が見えてくるはず。
いずれにして黒田が最後の箱根路を爆走すれば、アオガクに3連覇を照らす“朝日”になるだろう。