【死角その4】維新とギクシャク
維新の存在は高市首相にとって、政権を支える与党として大事な「数」であると同時に、ストレス要因でもある。
議員定数の削減法案で自分たちの主張ばかり突きつける維新に対し、自民党内の不信感が高まっている。来年度の当初予算案については国民民主の協力を取り付けたとはいえ、あくまで連立政権の与党は維新だ。年明け以降もギクシャクした関係が続くだろう。
維新との連立は早くもギクシャクしている(右は日本維新の会の吉村洋文代表/写真:共同通信社)
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高市首相にも苛立ちはあるようで、国会答弁で維新の議員に対し「本来だったら、内閣の中で一緒に責任を担っていただきたい」と訴え、現状の「閣外協力」への不満を見せた。
高い支持率を除けば、高市政権の土台は存外、不安定だ。






