●Away in a Manger/デイブ・ブルーベック
2012年に91歳で亡くなった、アメリカを代表するジャズ・ピアニストの一人、デイブ・ブルーベックの「Away in a Manger」という曲。キャリアを通じて数多くのアルバムを発表した彼が、1996年にリリースした『A Dave Brubeck Christmas』というクリスマス・アルバムに収録されていたナンバーです。
このアルバムには「ジングル・ベルズ」や「きよしこの夜」「ウィンター・ワンダーランド」など定番曲も並んでいますが、その中でちょっと違う雰囲気を漂わせていたのが、この「Away in a Manger」。「Manger(メインジャー)」とは英語で「飼い葉桶」のことで、キリストが降誕した際に横たわったとされるもの。それを題材にして「Away in a Manger」=遠くの飼い葉桶を想い歌った賛美歌の一つです。
これもキリスト教徒ならではの選曲と言えるかもしれませんね。デイブはクリスマスの厳かな夜を思い起こさせるように、静謐にこの曲をプレイしています。
続いては、ジャマイカから。