大観、観山作品に「日本の秋」を感じる

　展覧会では春草作品のほかに、横山大観、下村観山、鏑木清方といった近代日本を代表する画家たちの作品を紹介。あわせて画家と永青文庫の設立者・細川護立との交流を示す作品や資料、貴重な画稿なども展示されている。

横山大観「柿紅葉」（左隻） 大正9年（1920）　永青文庫蔵（熊本県立美術館寄託）※前期展示
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横山大観「柿紅葉」（右隻） 大正9年（1920）　永青文庫蔵（熊本県立美術館寄託）※前期展示
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　横山大観《柿紅葉》は木の幹の表現にたらし込みの技法が使われるなど、琳派からの影響が強く表れた作品。下村観山《春日の朝》は奈良・春日大社が舞台。落葉の上でたたずむ2頭の鹿の姿が和やかに描かれている。どちらの作品も、季節は秋。永青文庫を訪れ、日本の秋の情緒をしばし感じてみたい。

下村観山　「春日の朝」　明治42年（1909）頃　永青文庫蔵　※前期展示
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令和7年度秋季展　重要文化財「黒き猫」修理完成記念「永青文庫 近代日本画の粋—あの猫が帰って来る！—」
会期：開催中～2025年11月30日（日） 前期：〜11月3日（月・祝）後期：11月7日（金）～11月30日（日）
会場：永青文庫
開館時間：10:00～16:30　※入館は閉館の30分前まで
休館日：月曜日（ただし10月13日、11月3日、11月24日は開館）、10月14日（火）、11月4日（火）、11月5日（水）、11月6日（木）、11月25日（火）
お問い合わせ：03-3941-0850
https://www.eiseibunko.com/