来場者を「ワクワク」させる3つのポイント
2023年の第1回ジャパンモビリティショーの正面入口(写真:筆者撮影)
具体的に、第2回ジャパンモビリティショーでの「ワクワク」は大きく3つの形で表現される。
1つ目が、「モビリティの未来の姿にワクワク」(#FUTURE)だ。
これは、第1回の目玉企画であった、Tokyo Future Tourの第2弾として、2035年の東京の姿を100以上の企業と団体が集まって披露する。展示イメージとしては、関西・大阪万博の大型パビリオン級のハイクオリティな展示が予想される。
第1回では、災害救助に関して映画「ゴジラ-1.0」とコラボしたリアルな体験が話題となったが、今回はそれを超えるようなスペシャルコンテンツに期待したい。
2つ目は、「モビリティそのものにワクワク」(#CULTURE)。
クルマやバイクの過去・現在・未来を、実物を触りながら体感できるコンテンツが満載。屋外では様々な次世代燃料を使ったクルマの実走行や、レーシングカー、ヒストリックカー、最新SUVなどのデモランや同乗走行が楽しめる。
やはり、モビリティを理解するにはリアルな走行体験が一番分かりやすい。
そして3つ目が「モビリティのビジネスにワクワク」(#CREATION)である。
昨年開催されたビジネスマッチングなどのイベント「ジャパンモビリティショー・ビズウィーク」を参考に、スタートアップのピッチコンテストなどB2B(事業者間取引)における未来のモビリティ産業を業界の垣根を越えて考えようというのだ。
こうした3つの領域に加えて、自動車メーカー各社と二輪車メーカー各社が独自のブースを構える。
第1回は「モビリティ」という言葉を意識し過ぎたあまり、抽象的な展示内容となったメーカーが少なくなかった。そのため今回は、現実社会でのクルマやバイクについてもしっかり表現する展示となっているという。
その上で、各メーカーがどんな独自性を打ち出せるのかがとても楽しみである。