20日に投開票が迫る参院選。「与党で過半数割れも」と、石破政権に厳しい情勢が伝えられていますが、果たして結果はどうなるでしょうか?
今回のYouTube番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」では、ゲストに国内外の政治情勢に詳しい三浦瑠麗さん(山猫総合研究所代表、国際政治学者)が登場! MC・西田亮介さん(日本大学危機管理学部教授)と、与野党がいま抱える課題とそれに対するアドバイスについてたっぷりと意見を交わしました。
※収録日は2025年7月11日。詳しい内容は、JBpressの公式YouTube番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」でご覧ください。また、最終ページには本番組より重要な告知があります。ぜひご覧ください!
【前編】「一度壊れた方がいい」と言われる自民、大躍進間近の「外国人敵視」政党――2025参院選が象徴する日本社会の現在地
争点を野党に作らせてしまっている自民党
三浦瑠麗氏(以下、三浦氏):いまは、自民党のために自民党が下野した方がいいと思うんですよ。
西田亮介氏(以下、西田氏):奇遇ですね。僕もそう思います。
三浦氏:私が自民党にアドバイスをするとしたら、やっぱりウェッジイシュー(各党間で対立軸となる政策的争点)をもう一回、自分たちの手で発掘する必要があると思いますね。
西田氏:おもしろいですね。
三浦氏:外国人問題を参政党に言われたからっていう理由で、Xでバズっているのをみて受け身でやると一番よくなくて。っていうのは、それは負けるからなんですね。
安倍さんのときはウェッジイシューが明確だったんです。特に大きかったのは、安保法制で集団的自衛権の部分的行使を容認するか否かっていうのは、ぱっくり国が2つに割れたじゃないですか。そういうイシューって、自分で作んなきゃいけないんです。
西田氏:いまだと、ガソリン減税にしても所得減税にしても、全部野党が出してきたイシューですからね。
いま、自民党の話が出ましたが、他の政党に対する見立てと、三浦さんのアドバイスを聞きたいです。野党第一党の立憲民主党はどうですか。