YouTubeで詳しい対談の模様をご覧いただけます。続々、動画を公開中です。ぜひ、チャンネル登録もお願いします。

 JBpressのYouTube新番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」がスタートします。社会学者で日本大学危機管理学部教授の西田亮介さんが、ゲストとの対談形式で、政治や社会の「いま」を掘り下げます。

 初回のゲストは、今国会で注目を集め続ける国民民主党で広報委員長を務める伊藤孝恵・参院議員。物価高対策や参院選の公認候補問題などをめぐり、国民民主党は今後どう進むのか。見どころ満載の対談を、全4回にわたってお届けします。

※詳しい対談の模様は、JBpress公式YouTubeの新番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」でご覧ください。SNSを賑わせた“あの激怒動画”の真相や、国民民主党が政策にこだわる理由も語られています。

実はネット広告料はあまりかけていない

西田亮介氏(以下:敬称略):この夏に参議院選挙を控えています。前回の衆院選で躍進された国民民主党は何か糸口を見つけられたのではないですか。

伊藤孝恵・国民民主党参議院議員(以下:敬称略):国民民主党はネットをうまく利用したと言われますが、そうではないです。SNSのフォロワーを増やすみたいなことをしたわけではなく、1つの面白いコンテンツがたくさん回るような感じで国民民主党が広がっていっただけです。

 ネットの広告料のかけ方で言うと、日本維新の会などの4分の1、3分の1程度だと思います。

西田:では、他の政党とどう差別化できていたのでしょうか。

伊藤:私たちは「給料の上がる」経済とずっと言ってきました。一方で「給料を上げるのは労使じゃないのか」とあちこちで言われてきました。

 労使で給料を上げてきているはずなのになんで豊かにならないのか、と。

 そのヒントは給与明細にあります。社会保険料や税金などがじわりと上がってきているので、その部分を下げないと手取りが増えませんよね。

国民民主党の玉木代表(左)と榛葉幹事長(写真:共同通信社)

 そこで、手取りを増やす具体策として「103万円の壁」や「ガソリン税の暫定税率の廃止」などに取り組んできました。こうした「手取りを増やす」ということを分かりやすくお伝えできたのではないかと思います。