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 国民民主党が参院選に向け擁立した元職4人の候補者をめぐり、波紋が広がっています。報道各社の直近の世論調査では、ここのところの勢いにブレーキがかかった様子もうかがえました。参院選で躍進間違いなしとみられていた国民民主党はどうなるのか。

 新たにスタートしたJBpressのYouTube番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」でMCを務める日本大学危機管理学部教授・西田亮介さんが、国民民主党の広報委員長、伊藤孝恵・参院議員に聞きました。両氏の対談を、全4回にわたってお届けします。

※詳しい対談の模様は、JBpress公式YouTubeの新番組「西田亮介の週刊時評@ライブ」でご覧ください。

>>>【西田亮介の週刊時評@ライブ】「吠えないのは番犬じゃない!」そこまで言われた国民民主党、差別化でつかんだ躍進の舞台裏 から続く

元職議員を擁立で物議、「確認書」は必要か

西田亮介氏(以下:敬称略):伊藤先生、最近元気がなさそうですが右肩上がりの国民民主党に何か不安なことでもあるのですか。最近だと4人の比例代表の擁立にネットでも賛否があるかと。

国民民主、山尾志桜里氏や足立康史氏ら元議員4人を擁立へ 全国比例(朝日新聞)

国民民主・玉木氏「SNS、全部見ている」 支持率ブレーキに危機感(朝日新聞)

伊藤孝恵・国民民主党参議院議員(以下:敬称略):私は組織人ですから、玉木雄一郎(国民民主党代表)が決めたことには異論はございません。候補者擁立について、正当な手続きを踏んでいます。

 個人的には、これまで大きい政党で初当選させてもらい小さい政党になりましたので、小さい政党から大きい政党になるというのが初体験です。

 よく企業でも「30人の壁」「100人の壁」という組織拡大への課題の話がありますが、政党が大きくなるときどう仲間を増やしていくのかなと、私も考えています。

西田:仲間ではない人が増えてきたとお感じですか?

伊藤:いやいや、そうは思わないですが。あくまで私個人の意見ですが、「確認書」をお願いしてまで組織を大きくすることが正しいことなのか、とは思います。

国民民主「確認書」は反故にされないか 旧民主政権で前例 参院選比例に山尾氏、須藤氏ら(産経新聞)

 昨年の衆議院選挙では多くの方が国民民主党に期待して1票を投じてもらいました。その私たちの政策を何の濁りなく言えるのであれば、無名でもいいから逸材を探してくる、そして仲間を増やしていく、と青い私は思っていました。

 ただ「そう甘いものではない」と言われたのが、私の顔が曇って見える原因なのかもしれないです。

西田:「確認書」に法的拘束力はないですよね? 本当に機能するのでしょうか。