参院選後、ガバナンスが焦点に
伊藤:そこです。我々国民民主党が、参議院選挙後にものすごく課題になるのが「ガバナンス」だと思います。

西田:以前、政党の規模が急拡大した日本維新の会は今難しい状況です。国民民主党も同じ道を辿る可能性もありますよね。
伊藤:私も全く同じことを思っていました。維新に心を通ずる議員がいますので、何が起きたのかを尋ねました。
いろんな人に聞きましたが、今振り返っても、崩れていくなんらかのタイミングがあったのか全くわからないと。ただ目の前のことを一生懸命していただけだと言っていました。
でも、結局問題なのは「ガバナンス」ですよね。では、確認書で両手を縛って拘束したら統治できるのでしょうか。
自民党には政権や権力という名の“電流鉄柵”があって、その中にいた方が安全だし、出ようとするとアチって怪我をするようなところです。私たち野党には政権・権力という枠組みもないわけです。
政策本位であり続けるべきだと私は思います。私たちは「対決より解決」、選挙を政治家の就職活動にしないと言ってきました。これからも続けるべきだと思っています。